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きらめき住まいづくりセンター


 
住所:   山口県山口市神田町
種別:   戸建住宅
居住者:   データなし
次世代基準の地域区分:   ?
設計者:   株式会社 日本設計
施工者:   防長建設工業 株式会社
施工年:   2002
敷地面積:   587.09998m2
建設面積:   116.08m2
延床面積:   188.63m2
構造:   木造
階数:   2階
 
地域性を生かした点:
特に配置計画においては、隣地建物から5mの距離を確保して採光・通風に配慮し、前面道路からは約7mのセットバックにより、建物が圧迫感を与えないように周辺環境へ配慮しています。
エコ技術について特に配慮・工夫したこと:
この「きらめき住まいづくりセンター」は2001年夏に開催された“山口きらら博”で環境共生住宅として展示した「やまぐち近未来住宅」を、山口市内へ移設したものです。
移設後は、展示住宅としての機能を継続する一方、住宅相談、住情報提供及び各種セミナーの場として活用されています。
この住宅は、「環境」「健康」「省エネルギー」「バリアフリー」「山口県産材」といったテーマを追求しています。
環境に関する具体例としては
?エコボイド
住宅には、寒冷地域や酷暑地域の民家に見られる建物内外を遮断する「内外断絶型」と、日本の伝統的民家のように必要に応じて風や日射を取り込んだりする「取捨選択型」の2つの型が存在します。
この住宅では、「取捨選択型」を採用することとし、屋外からの風や光を各部屋に取り込む半屋外吹抜空間「エコボイド」を中央部に配置することにより、夏は自然のさわやかな風を取込み、冬は溜まった暖気を還流させて暖房効果を高めることができます。
?屋根面緑化
資源やエネルギーの消費を抑え、地球環境への負荷を低減ためには、高い断熱性を確保し設備に過度に頼らないことが必要です。
ゆるやかに傾斜した屋根には、天然芝による緑化を全面に施し、断熱効果を高めたり、雨水の一時ストックに努める一方、植物の光合成による二酸化炭素の低減に努めています。
?太陽光発電システム
透過性太陽光発電パネルを導入しており、この発生した電力によりファンを回しエコボイド上部に溜まった暖気を環流しています。
?山口県産材の活用
この住宅では、構造材及び内装材の一部に山口県産木材(杉、松)を採用し、自然素材での健康・快適な家造りを目指す一方、地域の林業活性による地球温暖化防止及び地場産材流通の促進に努めています。

住んでみて 良かった点・得したこと:

○エコボイドの設置及び適切な建物配置により、快適な採光・通風性を確保しています。
○1階リビング等の居室は、天井高を約2,700?確保し、開放的な空間となっています。
○内装については、天然木や漆喰等の自然素材で仕上げており、健康住宅を実現しています。
○南側へ広い屋外デッキ空間を設けて、リビングルームと一体利用できる形態とし、ゆとりある生活空間を実現しています。
○けんどん間仕切りの採用により、利用状況に応じて間仕切り壁を変更し、可変性のある生活空間を実現しています。
 

外観



内観1



内観2


 
 
採用している要素技術

1) みんなに自慢できる素敵なまちにする工夫
★★
2) 太陽エネルギーを積極的に活用する工夫
★★
3) エネルギーを大事にして家を建てる工夫
★★
4) 誰もが安全で暮らしやすい工夫
★★★
5) 自然素材の活用
★★★
6) 水の使用量を減らす工夫
7) 環境配慮型建材等の活用
★★★
8) 効率の良い省エネルギー型設備機器の活用
★★
9) 自然エネルギーを活かす工夫
★★
10) 緑を活かして室内を快適にする工夫
★★★
11) 大切に長く住むための工夫
★★★
12) シックハウス対策製品の活用
★★★
13) 室内の空気を清浄に保つ工夫
★★★
14) 心地よい庭つくる工夫
 
 

★:少しでもとりくんでいる ★★:積極的にとりくんでいる ★★★:主要なテーマとして、積極的にとりくんでいる

 
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