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土間のある家


 
住所:   埼玉県北葛飾郡
種別:   戸建住宅
居住者:   夫婦、子供2人
次世代基準の地域区分:   ?
設計者:   坂本佳子
施工者:   ポラテック?
施工年:   2003
敷地面積:   145.37m2
建設面積:   71.209999m2
延床面積:   123.1m2
構造:   木造
階数:   2階
 
地域性を生かした点:
設計者の自邸である。以前から住んでいた地域であったため、季節を通した気候を把握していた。夏の暑さの厳しさを考え西日を遮る工夫や、風が抜ける工夫を行った。また筑波山が見える部屋の配置とした。
エコ技術について特に配慮・工夫したこと:
○土間
「土間のある家」は玄関を土間として、土間を介して客間である和室と、生活空間である居間を結んでいる。風の通り道としても機能させるようにした。また土間との関係を考慮した坪庭を作る計画である。
○風通し
とにかく風の流れを考慮した。吹抜けや小窓を利用して、風の流れをつくる。
○配管
設備の寿命は建物よりも短いため、配管の更新が行いやすいように、埋めこまずヘッダー方式としている。
○間仕切り
生活スタイル及び家族構成の変化に対応できるように、できるだけ間仕切りを行っていない。特に水廻りは高齢になった際、介護が容易にできるように考え、洗面、トイレ、脱衣所は広い一室に設けた。現在は家具で緩やかに仕切っているが、介護が必要になったら取外すことが可能である。
○素材
床は松材の無塗装、壁は大理石の粉を含んだ左官材料とし、吸放湿効果を期待している。

住んでみて 良かった点・得したこと:

○夏涼しい
以前はこの近所の集合住宅に住んでいたが、そこと比べて夏が涼しい。また前の家より面積は倍になり、家族も増えたがエネルギー消費量は変わりがない。
○匂いが良い
以前の住宅は新築で入居し、特に夏は息苦しいことがあったが、こちらに移ってからは全くなくなった。匂いも良く、湿気を感じられない。ほとんど40%程度で、カビの発生もない。室内の空気が清浄に感じられる。
○子供の気配が感じられる
風通しを考え間仕切りを極力なくし、吹抜けとしたが、風の抜けだけでなく、子供の気配をどこでも感じることができ、満足している。
 

昼間の土間



夜の土間



風が抜ける吹き抜けと上部の小窓



取り外し容易な収納間仕切り



居間から土間、和室をみる


 
 
採用している要素技術

1) 暖かさを逃さない・暑さを入れない工夫
★★★
2) みんなに自慢できる素敵なまちにする工夫
3) 太陽エネルギーを積極的に活用する工夫
4) エネルギーを大事にして家を建てる工夫
5) 誰もが安全で暮らしやすい工夫
★★★
6) 生活ごみを減らす工夫
★★★
7) 自然素材の活用
★★★
8) 水の使用量を減らす工夫
★★★
9) 環境配慮型建材等の活用
10) 効率の良い省エネルギー型設備機器の活用
11) 自然エネルギーを活かす工夫
★★★
12) 緑を活かして室内を快適にする工夫
13) 大切に長く住むための工夫
★★★
14) シックハウス対策製品の活用
★★★
15) 室内の空気を清浄に保つ工夫
★★★
16) 生き物や植物にとっても心地よいまちにする工夫
17) 心地よい庭つくる工夫
 
 

★:少しでもとりくんでいる ★★:積極的にとりくんでいる ★★★:主要なテーマとして、積極的にとりくんでいる

 
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