改修の概要
● 外壁側から柱や土台の腐朽や内部結露の状態を確認した上で、外壁の上面に直接、断熱材を張り付ける方法です。外装の模様替えの際に同時に実施すると有効です。
● 暮らしながらの改修が出来るので、家具の移動などが不要で住まい手の負担が少なく済みます。
● 改修の際に外壁を部分的に撤去して、耐震改修を組み合わせることができます。
● 外壁の仕上げ工事や開口部廻りの見切り枠の施工など、断熱改修に伴う他の工事が発生するため、やや大掛かりな改修工事になります。
改修の手順
1) 外装材の下端を撤去して、土台や柱脚部の腐朽状態を確認する。
2) 既存断熱材がある場合は、結露の現況などを確認し、良好であれば残して活用する。
3) 外壁の上及び下端部に通気止めを設置する。
4) 外装材の上面に胴縁を設置し断熱材を貼り付ける。
5) 透水防湿シートを貼り通気層を設置し、外装を仕上げる。 |